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専制政治との違い

ローマ時代の独裁制に注目したドイツ・ワイマール時代の政治学者カール・シュミットは、独裁制と専制政治の違いを「具体的例外性」にみいだしている。シュミットによると、独裁性は、非常時に現行法規を侵犯するが、それは法秩序を回復するという具体的目的に従属し、したがって独裁は、秩序回復ののちには当然に終了する例外的事態である。独裁がこの具体的例外性をうしなえば、専制政治に転化することになる。

さらにシュミットは、独裁を「委任的独裁」と「主権的独裁」に分類している。
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委任的独裁は、現行の憲法秩序が危機におちいったとき、憲法秩序を維持するためにその機能を一時的に停止する独裁をいう。憲法の規定に非常大権がさだめられていれば、この独裁は形式的にも憲法に違反しておらず、「立憲的独裁」とよばれうる。

これに対して主権的独裁とは、現行憲法ではなく将来実現されるべき憲法秩序、政治イデオロギーにもとづいておこなわれる独裁をいう。この場合の独裁は、主権をもつ人民からその権限を委任されているがゆえにゆるされるとし、現行法秩序をまったく超越して成立する革命権力がこれに相当する。

主権的独裁の歴史的事例としては、フランス革命におけるロベスピエール独裁、ロシア革命や中国革命における共産党独裁があてはまるだろう。

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2009年10月02日 03:22に投稿されたエントリーのページです。

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